【数量限定】ヒシグ・フールグ
¥38,000($240.41)
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ヒシグ・フールグ 本体
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ヒシグ・フールグ
━━ 掌から掌へ、幸運と強運を運んできた小壺 ━━
※数量限定でのご用意です。
※壺は一つずつ色や模様、飾りが異なり、写真とは異なる場合がございます。
◆ 追加頒布のお知らせ
以前お頒けしたヒシグ・フールグは、ご用意した分がすべて皆さまのもとへ渡り、売り切れとなっておりました。
その後も「もう手に入らないのでしょうか」というお問い合わせを数多くいただき、サンティオット寺のターダル師とシャオダル師に改めてご相談いたしました。
寺の奥には、かつての祭りで役目を終え、送りの読経を受けて納められていたフールグが、まだわずかに眠っていました。
「海を越えた国で、これほど福を待っている人がいるのなら、それもまた東漸の導きでしょう」
師はそう言って、その中から外へ出してよいものを選び、さらに数量限定でお頒けいただけることになりました。
今回が、追加でお頒けいただけた分となります。
◆ ふたたび、サンティオット寺へ
モンゴル西端、オブス県。
地平まで続く草原の果てに、サンティオット寺はある。
以前にも紹介したこの寺院は、チベット仏教サキャ派の本山にして、かつてモンゴル皇帝の勅願寺であったとされる寺であり、そして、女神の転生者と伝わる双子の霊僧、ターダル師とシャオダル師が護る寺であり歴史上の人物としても有名な「フビライハン」との関わりも深い。
以前、ドルジェ(金剛杵)を紹介した際にお話ししたとおり、この寺は八百年ぶりとされる大法会「双神降誕会」を経て、「東漸せよ」という啓示を受けた。東へ、つまり日本へと、寺の聖具を渡していくべしという言葉である。
私がふたたびこの寺を訪ねたのは、その啓示から幾年かが過ぎた頃のことだった。
◆ 草原の挨拶、フールグ
7月のモンゴルは夜は冷えるものの、日中は24℃前後で一年を通して最も気候が安定しやすく、滞在に適している時期と言える。草原も緑の部分が多い。気候としても乾燥しているため日本の夏のようなジメジメ感はないのが特徴だ。
(以前2月頃に来蒙したのだが、気温はマイナス25℃をゆうに超えていた。そんな環境の中、モンゴルの若者達は路上や広場でウォッカを片手に談笑していたのが印象的だった。)
さて、寺の門前には、周辺の草原で暮らす遊牧の民が、馬やバイクで集まってくる。モンゴル特有のコミュニティだ。モンゴル西部に古くから暮らす、オイラトと呼ばれる遊牧民族。
彼らが顔を合わせたとき、不思議な仕草を交わすのを、私は何度も目にした。
互いに右手を差し出し、掌に載せた小さな壺を、相手のものと取り替えるのだ。受け取った壺の蓋を少し開けて香りを確かめ、それからまた持ち主へと返す。その間に、体の調子はどうか、家畜は増えたか、今年の草の具合はどうかと、ひとしきり言葉を交わす。
この小さな壺を、モンゴルでは「フールグ」と呼ぶ。本来は嗅ぎたばこを入れる器で、中国では鼻煙壺と呼ばれてきたものだ。
モンゴルの男たちは古くから、握手の代わりにこのフールグを交わしてきたという。器の材質や飾りで持ち主の財と品格が量られ、古いものほど重んじられるとされる。
草原において、フールグは単なる道具ではない。人と人とが出会ったことを確かめ合う、挨拶そのものなのである。
◆ ドルジェの家々で囁かれていた壺
この寺からドルジェを授かった遊牧の家々がある。代々、寺と深い縁を結んできた家々だ。
その家々の間で、昔からまことしやかに囁かれてきた話があるのだという。
「寺には、福のフールグがある」
その壺は、誰かの持ち物ではない。
寺が代々受け継ぎ、祭りの日の挨拶のためだけに用いてきたフールグだという。
年に一度の祭りの日、寺には遠くの草原からも大勢の人が集まってくる。
その日だけ、寺の僧たちがこの壺を手に、訪れた者たちを迎えるのだ。
迎えられた者は、草原の作法どおり、自分のフールグを差し出す。僧もこの壺を差し出し、互いの掌の中で取り替える。蓋を開けて香りを確かめ、無事を問い合い、そしてまた、それぞれの持ち主へと返す。
壺は寺の持ち物であり、個人が持ち帰ることはできない。ただ、ひとときその壺を掌に載せ、挨拶を交わすことだけが許されている。
とはいえ、集まる人の数は多く、僧が挨拶を交わせる相手は限られる。祭りの日に寺を訪れても、その壺と挨拶を交わせるとは限らないのだ。
だからこそ、人々はこう語り継いできた。
あの壺と挨拶を交わせた者の家では、その年、家畜が増え、良い縁談がまとまり、商いが実り、思いもよらぬ財が転がり込んでくる、と。
ドルジェは、持ち主を護る効果を持つが、あの壺は持ち主の福を運んでくる効果を持つ。
私はこの話を、ドルジェを授かった家のひとつに暮らす、バトバヤルという老人から聞いた。 彼は若い頃の祭りの日に、一度だけこの壺と挨拶を交わしたことがあるという。
「あの年ほど、仔羊が生まれた年はなかった。生涯で1番儲かったよ。」
そう言って、老人はにやりと笑った。
◆ 双子の師が見せてくれたもの
寺に上がり、私はターダル師にその話をした。
すると、師は少し驚いた様子を見せると奥の間から小さな布包みを持ってきた。
開かれた布の上には、掌に収まるほどの小壺が、八つ並んでいた。
そのひとつを手に取ると、琥珀色の胴には、大きく翼を広げた蝙蝠。
「これが、皆の言う福のフールグです。一昨年の祭りまで、僧たちがこれを手に、訪れた人々を迎えてきました。まさか貴方がフールグの存在を知っているとは。」
「この壺たちは、寺を訪れる者たちに数えきれないほどエネルギーを与えてきました。そのたびに、感謝されその言葉のひとつひとつが、この壺に福として積もってきたのです。」
縁の金具には細かな擦れが走り、胴の色の一部はわずかに欠けていた。それは、幾千の掌を渡ってきた証だった。
◆ 東へ渡る理由
一昨年までと師は言った。私はその言葉が気になり、尋ねた。
寺は一昨年、祭りに用いるフールグを新しく改めたのだという。長い年月、数えきれない人たちを渡ってきた壺たちは、その年をもって役目を終えた。
役目を終えた壺は、寺で送りの読経を受ける。 草原の民に福を渡し続けてきたことへの、感謝を捧げる儀式である。 日本でいえば、供養にあたるものだろう。
読経を終えた壺は、通常、寺の奥に納められて眠りにつく。外へ出されることがあっても、渡されるのは師の親族か、師にとって特別な縁を持つ者に限られてきたという。
では、なぜ私に見せたのか。
答えたのは、シャオダル師だった。
「東漸せよ、という言葉を覚えていますか」
私は頷いた。
「ドルジェは、東へ渡りました。守りは届いた。次は、福を届ける時期なのです」
この壺たちは長い年月、草原の民と寺とを繋いできた。 今度は、海を越えた国で、人と福とを繋いでほしい。 それが、双子の師の願いだった。
ただし、と師は付け加えた。 今、外へ出してよいのは、ここにある八つです、と。
こうして、この八つの壺は私の手に託された。 師はこれを「ヒシグ・フールグ」と呼んだ。 モンゴルの言葉で、恵みを宿したフールグという意だという。
◆ ヒシグ・フールグがもたらす力
◼福を招き入れ、留める力
蝙蝠と「福」の字が示すように、持ち主のもとへ福を招き入れ、そこに留める力を宿すとされます。入ってきた福が逃げていかず、家に積もっていくといいます。
◼出会いの場に福をもたらす力
草原で挨拶として交わされてきた器であることから、人と会う場面に福を呼び込むとされます。大切な商談や、初めて会う人との場で、物事が良い方向へ運ぶといいます。
◼家と財を豊かにする力
この壺と挨拶を交わした家では家畜が増えたと語り継がれるように、暮らしと財を豊かにしていくとされます。蓄えが少しずつ増え、家の中に実りが満ちていくといいます。
◆ 使い方
この壺には、嗅ぎたばこは入っておりません。中に何かを入れる必要もなく、空のまま、福を迎え入れるための器としてお使いください。 朝、一日の始まりに蓋を開けて福を迎え、夜、一日の終わりに蓋を閉じてその日の福を壺に留めます。新しいことを始める日には、蓋についた小さな匙で壺の中を一度掬う仕草をすると、福を掬い取るとされます。
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お届けまでには5日から30日ほどかかります。予めご了承ください。
※平均10日程度
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